TENMAYA

Since1943.
料理業界とともに70有余年。

昭和のころ日本橋で、時代に先駆けて料理服の改善に取り組み、
新しいスタイルのシェフコート、アクセサリーを世に送り出してきた会社がありました。
その技術と伝統は受け継がれ、私たちテンマヤ・コレクションに結実しています。
創業以来、素材、ディテール、また隠れた部分にも気を配り、
料理人の皆様に喜んでいただけるユニフォームをお届けしてきました。
これからもテンマヤは料理業界とともに歩み続けます。

  • ネーミングもオリジナルなエッフェル帽(コック帽)。フランスで修行を積んだシェフの方々の要望を実現するために開発したエッフェル帽は、折部分をひとつひとつ上から下まで同じピッチで縫う難しい工程を経て、手作りで製造しています。

  • 料理の本場フランスでオーナーや料理長が着ていた高級綿の代表格、エジプト綿のコックコート。
    通常の面よりもひじょうに柔らかく光沢があるエジプト綿を日本で初めてコックコートに採用したのが傳馬屋です。

  • 昔は、火を被った時にも安全なようにダブル仕様やすぐ脱げるくるみボタンなどが採用されていました。
    コックコートしかなかった時代、環境改善に伴い、よりスタイリッシュで動きやすさを目指し、Yシャツタイプやスキッパータイプのコックコート「コックシャツ」をリリースしたのもの傳馬屋が最初。前ファスナーをズボンに取り入れたのも傳馬屋が最初です。

  • 今でも機械製造ができない全て手作りのくるみボタン。
    ディティールにこそ個性が宿ると信じ、生産性が求められる現在でも、
    こだわりを持って、くるみボタン仕様のコートをラインナップしています。

  • 私たちテンマヤは、
    いつも料理に携わる方々からのご要望、ご相談にお応えし、また製品へのヒント、アイデアをいただいて、新しい製品、定番づくりを目ざしています。

料理人と
仕立て屋の共通点

「よい食材を選ぶところから料理はすでに始まっている」、
私が仕事を通して出会うフランスの偉大なシェフたちの多くが語ることです。
よい食材がなければ、美味しい料理も成り立たないわけです。
さらに彼らは「ディテールの積み重ねが料理である」とも言います。
これくらい、と思ってしまいがちな小さな1工程にこだわるからこそ、できあがった料理には人を感動させる力がこもるのだと。
昭和の時代から料理人の仕立屋さんとして、日本橋でコックコートやコック帽を作り続けてこられた傳馬屋さんのお仕事は、不思議と料理人の仕事へのこだわりと通じるところがあります。ものづくりに対する情熱、アルティザン(職人)魂と呼んだらよいのでしょうか。大規模な一括生産ではなく、常に身に付ける側の気持ちに立った手作りの姿勢を大切にされていることが、多くのシェフたちに支持される理由ではないでしょうか。

料理の世界、調理の現場をめぐる環境はここ20年の間に飛躍的に変化しています。食のグローバル化は進み、時間や距離を超えて、世界中の料理人たちが同じ時代の空気を共有していると言ってもよいでしょう。
過酷な環境、閉ざされた現場だった厨房もオープンキッチンとして開かれた空間となり、料理人とお客さまの距離が近くなりました。ここまで料理人がメディアに登場する時代がかつてあったでしょうか。
これからのコックコートに求められる要素は、快適に仕事に集中できることはもちろん、料理人が自分の肌のように自然に纏い、自身を人の前に立たせることではないでしょうか。
傳馬屋さんはそんなニーズにきちっと応えてらっしゃる。
それが私もお客さまに傳馬屋さんのコックコートをお勧めしたい理由です。